リフォームのポイント
この住宅は以前は1階を店舗、2階を下宿として使っていました。
1階の元店舗の部分をお母様の居住空間とし、お母様は外の道路と同じ高さの土間の上で、しかも窓が交差点に面した状態で生活されていました。2階は夫婦の生活スペースでしたが、元下宿の洗面所を台所として使っており、食事の支度は廊下での作業を余儀なくされていました。
また、無理に増築した1畳ほどのお風呂や狭いトイレなどを、高齢のお母様や、間もなく生まれてくる赤ちゃんのためにもっと快適にしたいというご希望がありました。
リフォーム詳細
まず、躯体の腐った部分などを除去し、新しい木材で耐震補強。思い出の家に長く住み続けるための手当てができました。
また、快適な暮らしにかかせない水廻りは、狭小住宅でもできるだけ広く、バリアフリーに。
親世帯にも子世帯にも畳の小上がりを設け、座ったり立ちあがったりの動作が楽になるだけでなく、収納も兼ね備えました。
外観・玄関
画像をクリックすると拡大してご覧になれます。[左]交差点に面していた大きな窓は撤去し、新たに壁を作りました。窓は往来する人より少し高めの目線の位置に設置したので、プライバシーも保たれます。
[中]道路から奥へ、幅1mほどのアプローチを経て玄関へ。通りに飛び出す危険もありません。
[右]広い玄関から居室までの廊下には、旧家屋の廃材を利用して枕木のようなアクセントを。今は亡き鉄道マンだったお父さんを偲ぶデザインとなっています。
[中]道路から奥へ、幅1mほどのアプローチを経て玄関へ。通りに飛び出す危険もありません。
[右]広い玄関から居室までの廊下には、旧家屋の廃材を利用して枕木のようなアクセントを。今は亡き鉄道マンだったお父さんを偲ぶデザインとなっています。
浴室
画像をクリックすると拡大してご覧になれます。[左]浴室はバリアフリーを意識して、入口の段差もなく、引き戸で開け閉めしやすくなっています。
[右]ゆったり足を伸ばせるようになったお風呂。三角デザインの窓ごしに見える植栽が、癒し効果をさらに高めてくれることでしょう。
[右]ゆったり足を伸ばせるようになったお風呂。三角デザインの窓ごしに見える植栽が、癒し効果をさらに高めてくれることでしょう。
1階
画像をクリックすると拡大してご覧になれます。[左]トイレも将来介護が必要になった場合に備えてバリアフリーに。洗面所側と廊下側の両方に扉があります。
[右]段差の上り下りが辛いお母様のために、椅子と同じ40cmの高さの畳の小上がりを設置。座ったり立ったり、掘りごたつへの移動も楽々です。また、台所仕事でちょっと疲れたときに腰かけたり、収納スペースとして使ったりもできます。
[右]段差の上り下りが辛いお母様のために、椅子と同じ40cmの高さの畳の小上がりを設置。座ったり立ったり、掘りごたつへの移動も楽々です。また、台所仕事でちょっと疲れたときに腰かけたり、収納スペースとして使ったりもできます。
2階
画像をクリックすると拡大してご覧になれます。[左]子世帯にも畳の小上がりを設けました。奥様の趣味の茶道を楽しんだり、また周囲に付属の柵を取り付ければ赤ちゃんのプレイスペースとしても使用できます。
柵はキッチンの境に設置したり、赤ちゃんの成長に合わせて使い分けることができます。
[右]コンパクトながら収納や動線も使い勝手の良いキッチン。天井にむき出した梁が、白を基調とした室内にアクセントを添えています。
柵はキッチンの境に設置したり、赤ちゃんの成長に合わせて使い分けることができます。
[右]コンパクトながら収納や動線も使い勝手の良いキッチン。天井にむき出した梁が、白を基調とした室内にアクセントを添えています。
[左]2階の廊下にも1階と同じ枕木のデザインが。木目のナチュラルさが部屋になじむ造作家具は収納力もたっぷりです。
[右]居室は従来のアルミサッシの内側に障子をつけて和洋折衷風に仕上げました。天井から灯りがもれているのはロフト部分。収納やお子様の遊びスペースとしても活躍しそうです。
[右]居室は従来のアルミサッシの内側に障子をつけて和洋折衷風に仕上げました。天井から灯りがもれているのはロフト部分。収納やお子様の遊びスペースとしても活躍しそうです。
お客様の声
予想以上の出来栄えで、本当に感謝しています。
母にも、生まれてくる子供にも最高のプレゼントになりました。